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雨宮六途子氏　講演会
「源氏物語絵」を語る―空蝉・夕顔・末摘花―

五十四帖におよぶ『源氏物語』は、主人公・光源氏を中心にして、さまざまな女性が登場します。 今回の講演では、その中から空蝉と夕顔と末摘花を取り上げます。
「雨夜の品定め」の翌日、方違えで訪れた紀伊守邸に偶然居合わせた伊予介の年若い後妻・空蝉。夏のある日、病気の乳母の見舞いへ行った折に見かけた白い夕顔の咲く粗末な家にひっそりと暮らす謎の女・夕顔。そして、後ろ盾を亡くし荒れ果てた屋敷で困窮した暮らしを送る故常陸宮の娘・末摘花。
若き日の源氏と三人の女性との恋は、物語の序盤を華々しく彩ります。
『源氏物語』を題材とした「源氏物語絵」に描かれた姿を通して、三人三様の魅力に迫ります。