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- わざ 永々棟とは
ご挨拶

「平野の家 わざ 永々棟」は、大正から昭和にかけて活躍した日本画家・山下竹斎の邸宅兼アトリエとして大正15年に建てられた木造建築を数寄屋や社寺建築を設計・施工する弊社が改修し、京都の新しい文化拠点として再生した建物です。
古写真や建物の痕跡から往時の意匠を把握し、当初の魅力を保存しました。また、その後の改修で失われた空間については、新たな数寄屋の意匠とし、新旧意匠の融合を目指しました。
「わざ 永々棟」の名前には、上棟式の際、建物とそこで暮らす人の末永い幸せを願って唱えられる「千歳棟、萬歳棟、永々棟」という掛け声にちなみ、ものづくりのわざと心を永々と未来につないでいきたい、という想いを込めました。
主催催事やお稽古道場などを開催することで、受け継がれてきた手仕事や文化の魅力を次の世代へ伝えていく一助となることを願っております。
山本興業株式会社 代表取締役 普照 良彦
山本興業株式会社は茶室建築、数寄屋建築、社寺建築及び一般木造建築の設計・施工を行っています。また、伝統的な建築技術を用いて、文化財などの保存修理にも携わっています。