わざ 永々棟とは

  • わざ 永々棟とは
  • エラールのピアノについて

平野の家 わざ 永々棟とは

ご挨拶

 「平野の家 わざ 永々棟」は、大正から昭和に活躍した日本画家・山下竹斎の邸宅兼アトリエとして大正15年に建てられた木造建築です。その後、映画の時代考証や道具等の美術品を扱う高津商会社長の邸宅として使われ、増築するなど改造が重ねられ、ご縁あって平成19年に私どもがお譲り受け、保存修復することになりました。

 日ごろより培った文化財など古い木造建築の修理保存工事施工の経験と技術を発揮し、周辺地域の歴史や景観を配慮しながら修復を試みました。大工だけでなく左官や庭職人など優れた伝統技術を持つ今の職人たちが腕を振るって再び造り上げた建築物です。若い大工たち、職人たちに仕事の場を与えること、そして現代の技術や美意識を随所に盛り込みながらも、古き良き大正・昭和初期の時代が香る建築として再生させることを大切にいたしました。

 「わざ永々棟」の再生プロジェクトには矢ヶ崎善太郎先生(京都工芸繊維大学・日本建築研究室)をはじめ、建築や工芸、企画などの専門家の多大なるご協力にて竣工までこぎつけたことをお伝えせねばなりません。京都の文化にふさわしい技とデザインと機能は何か、そのようなテーマを内包した館として何とか蘇らせたいと願い、ご専門家や若い学生の皆さまがたの作品なども取り入れました。

 若手育成のため、日頃は丸太仕事をさせない大工たちにも仕事を任せました。建築に関わる職人や技術者の育生に努めたことはもとより、染織や陶芸など京の伝統工芸における技とデザインをできるだけ多く活用し、皆さまにその魅力を知っていただきたいと努力したつもりです。そのために本計画が始まって3年がかりの工事となってしまいました。

 数寄屋大工の伝統技術を駆使しながらも現代の時代に合うものを随所に盛り込み、なおかつ地域の町並景観に貢献できる建物でありたい、さらにここで催される文化事業によって少しでも地域の文化活動に寄与し、伝統を未来につなぐ場になればと願います。私も素晴しい先輩、師匠に出会い、導いていただき今日まで参りました。一大工として、ものづくりの心を若い方や、一般の皆様にもお伝えしたい想いです。

 どうかこの趣旨にご賛同いただき、京都の文化振興ならびに優れた京の手仕事と文化の香り高い美意識をはぐくむような場として、この「平野の家 わざ 永々棟」を育てて頂きますよう、多くの方々のご参加、ご活用をお願い申し上げます。京都の新しい文化拠点として皆さまに活用していただける場になれば幸いです。

数寄屋大工 棟梁 : 山本 隆章

  • わざ 永々棟とは
  • 催事のご案内
  • 永々棟の十二か月
  • お稽古道場
  • 交通案内
  • お知らせ
  • サイトマップ

Tel : 075-462-0014 / Fax : 075-462-0114 / 受付時間 : 10:00~17:00 / 休業日 : 12月29日~1月5日

施設利用をご検討の方は上記
連絡先までお問い合わせ下さい